学術大会に参加しました

いつの間にか季節はすっかり秋模様となりました。
この時期は朝晩と日中の寒暖差が大きく、
免疫力の低下から歯の
痛みなどの症状が出る恐れもあります。
皆さま体調管理には、くれぐれも気をつけて
どうぞ穏やかな秋をお過ごしください。
さて、10月5日(日)に私が理事を務める
日本健康医療学会の第17回学術大会に参加しました。
場所は六本木ヒルズハリウッド大学ホール。
今回のテーマは
「長寿社会における美容と健康医療」でした。
さまざまな医療や美容の専門家の講演がありましたが、
その中で私が注目した2つの講演を紹介します。
一つ目は、
慈恵医大耳鼻咽喉科学講座櫻井教授で演題は
「長寿社会における課題~難聴と認知症~について」でした。

難聴は単なる聴力低下にとどまらず、
認知機能の低下につながる可能性が
示唆されているということでした。
歯科では8020運動という事で、
80歳で20本以上の歯を残そう
という運動がされていますが、
耳鼻咽喉科でも8030運動というのが有り、
80歳で聴力を30㏈以上に保とう
という運動が有ることを私は初めて知りました。
そのために、定期的に聴力検査をして、
必要なら早めに補聴器を装用することが
奨められています。
補聴器は聴力を補うだけでなく、
円滑なコミュニケーションを維持することにより
認知機能の保持にも貢献するということでした。
もう一つは、
黒岩神奈川県知事で、演題は
「Vibrant INOCHIをめざして~未病(ME-BYO)の取組~」でした。

知事に就任されて15年、
県政の基本理念 として、
何歳になっても
一人ひとりの「いのち」輝く社会(Vibrant INOCHI)の実現を
目指しているということです。
未病とは病気と健康の間ということで、
食・運動・社会参加(コミュニティー活動等)を通じて、
未病から健康へ改善する取組みを
県施策として行い続けているそうです。
実践例として、高齢化した団地の住民の方々が、
若い学生との交流を行って、
ダンスやコーラスを楽しむだけでなく、
団地対抗で発表会を行うなどの取組みを行っており、
その結果、要介護者率が全国平均よりも
かなり低くなったデータを示されました。
私はすごく感銘し、
懇親会にも短時間参加されていたので、
名刺交換と写真撮影ならびに握手を、
快く笑顔で応じていただきました。
私は黒岩知事のお話を聞いて、
食・運動・社会参加のうち、
歯科医師は食にかかわることはもちろんですが、
高齢者の方が歯科医院に来院されるのも
一つの大事な社会参加(コミュニティー)だと思いました。
これからも今まで以上に、
日々の診療において患者さんへ、
スタッフと共に笑顔で接し、
いろいろなお話をしていこうと思います。
みなみ歯科医院
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2025年10月20日 11:47